お茶の活動
【活動報告】7/26(土)夏の研修会「品種茶について学ぶ」
こんばんは。
日本茶インストラクター協会神奈川県支部・事務局です。
いつも支部活動にご理解とご協力をいただき、
誠にありがとうございます。
2025年7月26日(土)、
横浜・日本丸メモリアルパーク内会議室にて、
夏の研修会「品種茶について学ぶ」を開催しました。
本研修は、当支部の会員を対象とした
資質向上を目的としたもので、
久しぶりの会員向け勉強会となりました。
講師には、農研機構 根角厚司様をお招きし、
「品種茶」をテーマにご講演いただきました。
品種茶の成り立ちや品種改良の歴史、
育種の考え方などについて、
サラブレッドの血統選定に触れるなど、
他分野の具体例を交えながら、
わかりやすく解説してくださいました。
育種という観点から日本茶を捉えることで、
品種の個性や背景に新たな視点を得る機会となりました。
当日は、蒸し加減や萎凋の有無など製造方法の異なる4種類の品種茶を、
試飲茶および見本茶として参加者に提供しました。
それぞれの茶葉が持つ香りや味の違いを
実際に体感することで、
講義内容の理解も深まりました。
研修には、神奈川県支部の会員24名、
他支部会員3名が参加しました。
支部としては、
普段は消費者向けの普及活動を中心に行っておりますが、
今回は会員向けの知識深化を目的とした内容となりました。
今後の活動では、今回の学びを踏まえて、
消費者の皆さまにもわかりやすく伝えられるよう、
品種や製法への理解をさらに深めていきたいと考えています。
ご参加いただいた皆様、
またご講演いただいた根角様に、
この場をお借りして御礼申し上げます。
「茶じいじのひとり言」~替玉~
こんにちは。
茶じいじです。
厳しい暑さが毎日続いておる。
この暑さと二番茶相場には本当に閉口する。
倦怠期の熟年夫婦のように
口を閉ざしたくなるほどの
気温と高値といえるだろう。
儂は若い頃に添乗員とホテルマンをしておった。
その当時の事が急に思い起こされる。
二人連れの関係性を見極めるのに
会話の様子を伺っていた。
食事の時やちょっとした待ち時間に
会話は弾んでいるか。
その質と量からある程度判断が付いたが
クレームのこないように
奥様に見えても、見えなくても
「お連れ様」とお声掛けしておった。
あくまで儂の感覚だが
会話が少ない二人連れはご夫婦率が高かった。
更に見極めるポイントとしては・・・
そんな事はまあよい。
とにかく暑いのじゃ。
儂のお連れ様ではなく、
連れ添いが不意に言ってきた。
「エアコンを発明した人は本当に偉い!
無かったら大変なことになっていた。
誰なのだろう?」
江戸時代に永谷宗円が
煎茶の製法を発明し、
明治時代に粗揉機を発明したのは
高林謙三だと知っていても
エアコンは誰が発明したのか・・・?
今はとても便利な時代である。
検索すればあらかたの事は知れる。
最初の電気式エアコンを1902年に発明したのは
アメリカの技術者ウィリス・キャリア
(Willis Carrier)だと
AIさんが教えてくれた。
ウィルス保有者を意味する
ウィルスキャリア(virus carrier)と
響きが似ているので忘れる事はないだろう。
森茂(モリ シゲル)、織田真理(オダ マリ)と
出会った喜びに近いのか・・・
そんな事はまあよい。
とにかく暑いのじゃ。
ウィリス・キャリアさんに
深く感謝しながら仕事に出る。
一年中蕎麦を愛食する儂だが
高温のこの時期はそれに加えて
様々な麺類が加わる。
ここ最近では
「つるとんたん」のちゃんぽんうどん、
豚肉の塩漬け(スーチカー)が入った
「やーじぐゎー」の沖縄そば、
「一風堂」の白丸と気付けば
九州・沖縄方面の味ばかりを食べている。
ここで気を付けなくてはならないのが
麺の量である。
つるとんたんでは強気に
3玉をオーダーしたものの後半に苦しくなり、
やーじぐゎーでは
その経験から控えめに普通盛りを頼んだが、
食べ進めるにつれて
やっぱり大盛りにしておけばよかったなーとなった。
その日のコンディションによるところが多いが、
定まらない食欲。
その食欲を調整するのに最適なのが
豚骨ラーメンである。
麺類ではないが回転寿司も
一皿一皿で調整が効くので有難い。
かかりつけ医に言わせると
調整せずに腹八分目が良いという。
豚骨ラーメンは麺を食べた後に
麺のみを追加注文出来る
「替玉」のシステムがある事により、
初めての店でも様子を見ることが可能になる。
まだいける!となれば替玉をお願いすればよいし、
まだまだいける!となれば
もう一度替玉を注文すれば良いだけなのじゃ。
更に麺の硬さも多くの店でリクエストできる替玉。
実に素晴らしい!
「誰だか知らないけれど
替玉のシステムを発明した人は
本当に偉い!無かったら大変なことになっていた。」
と、カウンターで1人感謝しながら今日も頂く。
そしてこの素晴らしい「替玉」にキズをつけた
中国籍大学院生による
組織的TOEIC替玉受験なんてことは
言語道断である。
替玉愛好者の儂としては
「替玉」にネガティブなイメージを
結び付けられたくないのである。
追記
ブログ内の表現は全て茶じいじの主観であり、
日本茶インストラクター協会及び、
日本茶インストラクター協会神奈川県支部とは一切関係ありません。
「茶じいじのひとり言」〜準備〜
こんにちは。
茶じいじです。
「茶ばあば(じいじ)?のひとり言」として
こちらでブログを始めてから
今回で3年目、25回目に入った。
2回目からは
「茶じいじのひとり言」として、
神奈川県支部ホームページ内から
突如として姿を消した茶ばあばを探しながら
儂が取り留めのない事を書いておる。
とても有難い事である。
突然だがその節目を前に
先日儂は茶ばあばに出会った。
そう、ついに茶ばあばに会ったのじゃ。
何の事か分からない方は
2023年6月「決意」を一読していただきたい。
拍子抜けするほど簡単に会ったのじゃ。
神奈川県支部の活動で出向いた先に茶ばあばはおった。
チルチルとミチルが家に帰ると
そこに探し求めていた幸せの青い鳥が
いた時の感覚はこんな感じなのだろうか・・・
横浜駅の雑踏の中、
偶然茶ばあばを見つけて
思わず叫ぶ事も無く、
書店で『近代万博と茶』(淡交社)を取ろうとして偶然手が触れ合い、
邂逅を果たすというB級映画的な事も無く、そこにいた。
それどころか、会場に茶器を搬入している儂の姿を事前に視認していたそうじゃ。
まさかこのタイミングで会うとは全く思ってもいなかった儂。
心の準備が出来ておらず気の利いた言葉も掛けることなく過ぎ去った。
「段取り8分仕事2分」
何事も準備がいかに大切か、
学生時代に習ったことを思い出す。
第16代アメリカ合衆国大統領エイブラハム・リンカーンが言っていた。
会ったことは無いけれど。
「木を切る時間が6時間与えられたら
斧を研ぐのに4時間使うだろう」
先輩インストラクターの日本茶講座も確実に準備されている。
レッスンプラン、茶器リスト、参加者名簿等々。
丁寧な準備をすることでスムーズに講座が進行するだけでなく、
想定外の事態にも慌てずに対応が出来るというものじゃ。
翻って儂はどうだろうか?
まあ良い。今は目を瞑ろう。
近頃、巷間で取りざたされる大地震の噂も
見方を変えればいつ災害が起きても被害を最小限に抑えられるように、
パニックにならないように準備しなさいよ!という事だと儂は思う。
今年は梅雨明け前からこの暑さ。
熱中症対策、防災準備をしっかりとする必要がある。
水出し緑茶で暑さを乗り切りたい。
日本茶インストラクター、日本茶アドバイザーの活躍の時である。
備えあれば憂いなしなのじゃ。
追記
茶ばあば探しの旅は終わったが茶じいじのひとり言は止まらない。
ブログ内の表現は全て茶じいじの主観であり、
日本茶インストラクター協会及び、
日本茶インストラクター協会神奈川県支部とは一切関係ありません。
【活動報告】6/1(日)逗子「スポーツの祭典2025・体験抹茶席」
こんばんは。
日本茶インストラクター協会神奈川県支部・事務局です。
いつも支部活動にご理解とご協力をいただき、
誠にありがとうございます。
2025年6月1日(日)、
逗子市スポーツの祭典実行委員会主催の
「スポーツの祭典2025」にて体験抹茶席を出展しました。
会場は当日、天候にも恵まれ、多くの来場者で賑わいを見せていました。
体験抹茶席では、茶道の形式にとらわれず、
来場された方ご自身の手で茶筅を使って
抹茶を点てるという内容を実施しました。
抹茶の粉や茶筅に直接触れながら、
「自分で点てる」「点てた抹茶を飲んでみる」
という体験を通して、
抹茶をより身近に感じていただけるよう構成しています。
使用した抹茶は愛知県西尾市産のもので、
片口の抹茶椀を用いて点てていただきました。
希望者には、抹茶体験に合わせて和菓子の販売も行い、
お茶の味わいをより深く楽しんでいただけるようにしました。
今回の体験には、ファミリー世帯の方々を中心に、
約100名の方にご参加いただきました。
特にお子様にとっては、
茶筅を使って泡立てる動きや、
見慣れない抹茶の粉に触れることが新鮮だったようで、
興味深そうに取り組んでいる様子が見られました。
中には、初めて抹茶を飲んだというお子様も多く、
少し苦みを感じながらも、
普段とは違う味に驚きながら飲んでいたのが印象的でした。
また、保護者の方からも
「こうして実際に体験できるのはありがたい」という声が聞かれました。
ブースの運営には、支部役員を含む11名のスタッフが参加しました。
参加者の方への対応や説明、点て方の案内、
茶器の準備や整備などを分担し、
スムーズな体験提供を心がけました。
イベント全体としても多くの市民の方が来場されており、
その中で日本茶に親しんでいただける機会を持てたことは、
非常に有意義であったと感じています。
普段、抹茶を口にする機会の少ない方々にも、
少しでも日本茶の魅力を知っていただける
きっかけになったのではないでしょうか。
今後も、地域に根差したイベントなどを通じて、
日本茶に触れる機会を増やし、
より多くの方に日本茶の魅力を
お伝えしていけるよう活動してまいります。
ご参加いただいた皆様、
並びに開催にご尽力くださった逗子市スポーツの祭典実行委員会の皆様に、
心より御礼申し上げます。
「茶じいじのひとり言」~野鳥~
こんにちは。
茶じいじです。
先日、創業以来初めて儂の店が襲撃された。
全身黒ずくめ、男性か女性かも不明。
一瞬の事だった。
被害総額350円。
犯人の逃げ足は速く、
あっという間に飛び去って行った。
カラスである。
今の時期のカラスは卵やヒナを守るため、
攻撃的になるとは知っていたが
店頭に並べていた煎餅目掛けて
真っ直ぐ狙ってくるとは本当に驚いた。
それから数日後の事じゃ。
すぐ近所に人だかりができていた。
警官も立っている。
ここは川崎、事件の匂いしかしない。
儂も近くまで行き覗いてみると、
二ヶ領用水の狭い水路に
カルガモの親子が仲睦まじく泳いでいるではないか!
写真に収めようと慌ててスマホを取り出す儂の横から
「どっから来たのかねー」
「餌はあるのかしら」の声。
そこにいる誰もが思っていた事を
ひとり言とは思えない音量で
ずっと声に出しているご婦人。
ここは川崎、遠慮はいらない。
家から駅に行く途中にはツバメの巣が出来ている。
「落下物にご注意ください」と赤いパイロンで
その巣の下は囲われている。
そっと覗いてみるとヒナが数羽いるようだ。
朝にはキジバトの鳴き声で時折目を覚ます。
デーデーポッポー、デーデーポッポー。
そこからの二度寝が堪らない。
建物だらけの街の中で
多種多様な鳥たちが生活している。
花鳥風月。
野に咲く花、空を舞う鳥、そよぐ風、澄み渡る月を表している。
自然の美しい風景を愛でて
詩や歌を詠むことをも表す言葉である。
闘茶会においては
これに「客」の字を加え、5種類のお茶を表す。
馴染みがある方も多いのではないか。
さらに花鳥風月には
もう一つの意味があると聞いた事がある。
歳を重ねるにつれて
興味が移り変わる様子を表しているという。
花を愛でて、鳥に興味を持つ。
儂はレベル2に到達したようじゃ!
そんな事を思いながら帰宅すると連添いが
MUSIC AWARDS JAPANを視ていた。
テレビの画面には藤井風が映っていた。
どうやら彼女はレベル3にいち早く進化しているらしい。
何事も儂は彼女に敵わないのか・・・
それよりもMUSIC AWARDS JAPANの響きに
忘れていた日本茶AWARDって、
やっぱりAWARDSではないのか問題が再び思い起こされた。
風を感じる余裕は儂には未だない。
追記
ブログ内の表現は全て茶じいじの主観であり、
日本茶インストラクター協会及び、
日本茶インストラクター協会神奈川県支部とは一切関係ありません。




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