お茶の活動
「茶じいじのひとり言」~品種~

こんにちは。茶じいじです。
茶産地では二番茶の生産が終了。
その後も施肥や剪枝・防除などの作業が続いておる。
こうなると乗用摘採機の出番はないので、
暫くは茶ばあば探しの旅は休みとする。
なにより暑いしね。
高温の日が続き、バテ気味の儂を癒してくれるのが季節の水菓子。
茨城からクインシーメロン、山形から佐藤錦に紅秀峰。
今年から本格流通を開始した
さくらんぼの新品種「やまがた紅王」を
口に出来なかったのは残念ではある。
先日は寒川産の幸水よりも
2週間程度早く収穫される梨の早生品種
「愛甘水(あいかんすい)」を頂いた。
これも悪くない。
よく知られた事だが「やぶきた」を選抜・育成した
杉山彦三郎は毎日茶畑に行く中で
「茶樹にも他の作物と同様に早生・中生・晩生がある」と知ったという。
作業効率の面でも品種育成は大事だと考える。
果物・茶だけでなく芝生にも品種がある。
ティフトン419という夏芝の上から
ペレニアルライグラスという冬芝の品種を播種することで
冬の間茶色く枯れてしまう夏芝を冬芝で覆い、
常に緑を保っている。
おかげで年間を通して鮮やかなピッチが競技場に存在する。
果物に話を戻す。
子供の頃から慣れ親しんだブドウの定番デラウェアが店頭に並び出した。
こうなるとあとは巨峰、ナガノパープル、シャインマスカットを待つだけである。
特にナガノパープルとシャインマスカットは
皮ごと食べられるので横着者の儂には最高のご褒美となる。
今、そのご褒美がピンチらしい。
どういうわけだかシャインマスカットの花が正常に咲かず
実の成長に影響が出ているそうだ。
更に問題なのは数年も前からその苗木が
中国に無断で持ち出され、
栽培面積が拡大し低品質な物まで販売されている事だ。
韓国ではイチゴの「とちおとめ」や
サツマイモの「紅はるか」などが同様に無断で流出し、
栽培されている状況。
日本のブランド農産物の無断海外流出が防がれ、
知的財産権が守られるよう願っている。
それにしても品種の力は凄い。
世界の飢餓克服の力となった小麦品種「農林10号」。
それを育成した稲塚権次郎をはじめ、
品種改良をしてきた研究者たちには本当に感服する。
儂が今食べているハモ天ざるうどんの小麦の品種は何かな。
JR四国グループの店というだけで
うどんが美味しく感じるのはなぜかな。
今年は「さえみどり」と「はるもえぎ」が口に合ったな。
週末フロンターレは勝つかな~、双子タレント・マナカナはどうしているかな~と
思いを巡らせ、めりけんや武蔵小杉店を後にした。
追記
ブログ内の表現は全て茶じいじの主観であり、日本茶インストラクター協会及び、
日本茶インストラクター協会神奈川県支部とは一切関係ありません。
飲食店は実在します。
【お礼】「おうち茶畑計画」の終了について

こんばんは。
神奈川県支部・事務局です。
いつも支部活動にご理解、ご協力いただき、
誠にありがとうございます。
コロナ禍で、対面での支部活動がままならなかった頃、
2021年夏からホームページ掲載新企画として、
会員様にご協力いただきました
「おうち茶畑計画」を終了致します。
チャノキを身近に感じられる良い活動となりました。
多くの栽培日記をご投稿いただき、
誠にありがとうございました。
「おうち茶畑計画」は終了となりますが、
しばらく皆様の栽培日記のリンクはございますので、
是非ご覧いただけると幸いです。
また、コロナ禍を乗り越え、
これまでの日常が戻ってきております。
会員の皆様と研修会やインストラクションなど、
様々なイベントで共同する機会が既にあります。
その折はまた宜しくお願い致します。
神奈川県支部として、
今後は、このホームページ含め、
FacebookやInstagramなど、
支部活動やお茶についての情報発信を
積極的に行ってまいります。
https://www.instagram.com/
https://www.facebook.com/
引き続きこれからも宜しくお願い致します。
【活動報告】6/24(土)-6/25(日)「かごしま百円茶屋」in 川崎アゼリア

こんばんは。
日本茶インストラクター神奈川県支部・事務局です。
いつも支部活動にご理解、ご協力、応援をいただき、
誠にありがとうございます。
去る6/24(土)、6/25(日)、川崎アゼリアにて、
「かごしま百円茶屋」のお手伝いをさせていただきました。
かごしま百円茶屋とは、
鹿児島県茶業会議所の方々が主催で、
100円にて「かごしま茶」と鹿児島銘菓のPR、発信していくイベントです。
コロナ禍があったため、実に3年ぶりの再開でした!
かごしま物産展が併設され、かごしま一色になる川崎アゼリア!
梅雨の晴れ間で蒸し暑い環境ではありましたが、
初日366名、最終日に344名、計710名のお客様にご利用いただきました!
お客様対応は、神奈川県支部を中心とした、
日本茶インストラクター、日本茶アドバイザーが、
2日間、のべ人数で、役員7名、会員14名結集しました。
多くの方にお集まりいただき、誠にありがとうございました!
私達は、お客様をレセプションし、茶器とお菓子を持って、
お湯の入ったポットを設置した腰掛けまでご案内、
お客様と日常会話やお茶のことをお話ししながら、
一煎目をインストラクション、お淹れします。
後に、私達はお暇し、
お客様はお菓子と一緒にお茶を楽しみ、
二煎目はご自身で淹れていただく、という流れ。
今回呈茶させていただいた、
大隅半島、錦江町の大根占産の深蒸し煎茶でした。
品種的には、
ゆたかみどり、さえみどり、やぶきたとのブレンドとのこと。
コクのある香り、濃厚なうま味、鮮やかな水色で、
香り、滋味、色、
全てにおいて楽しめるお茶でした。
特に、香りについて、
お客様から感動のお言葉を頂く場面が多くありました。
お茶の味もさることながら、
今回は、「茶いっぺの心」をお伝えさせていただきました。
かごしまには、顔なじみの方が家を訪ねてきたら、
縁側でまずお茶とお菓子、お漬物を出す風習が残っているそうです。
「お茶を一杯 どうぞ」
という心温かい風景を表現したのです。
かごしまではおなじみの、黒砂糖を使った甘い黒棒と、
ぽりっという歯ごたえが小気味良い、大根のお漬物を取り合わせました。
お茶と漬物の組み合わせを新鮮に感じている様子が、
お客様に多く見られましたが、
茶いっぺの心と共に、
甘いお菓子としょっぱいお漬物を
交互に楽しみながら飲むお茶に楽しさを見出していただいたようでした。
3年ぶりの開催ということで、
会場付近が地元の川崎の方からは、
「かごしま百円茶屋」再開が心待ちされていた、
大変喜ばれていたことを伝わってまいりました。
一方で、老若男女、鹿児島県出身の方が、
ご出身地を懐かしく思いながら
お立ち寄りいただいたケースもあり、
大変心温まると同時に、
逆にお客様から教えていただく情報も数多くありました。
ご老夫婦、お子様連れのお母様、
お茶が好きなお父様とそのご家族、
お若いカップルさん、1人のおばあさま・・・
色々な方とお話させていただきました。
日本茶、かごしま茶の間口が少しでも広がっていたら幸いです。
神奈川県支部としての「かごしま百円茶屋」は、
次回、10/8(日)、10/9(月祝)に予定されています。
また、宜しくお願い致します!
「茶ばあば(じいじ)?のひとり言」~決意

突然ですが、茶じいじです。
前回の「茶ばあばのひとり言」から随分と時間が経ってしまった。
放棄茶園ならぬ放棄ブログである。
当初は静岡のハンバーグレストランさわやかの行列にでも
並んでいるのだろうと思っていた。
その後、数か月経っても更新されない「茶ばあばのひとり言」。
まさか・・・!
儂は「ちょっとお風呂に行ってきますね」と言われたまま、
奥さんが帰宅しなかった男を知っている。
不安になりながらも新茶シーズンに突入した。
休みはない。
今年の新茶摘採は例年になく早い。
静岡茶市場は1956年の開設以来、
最も早い初取引を4月13日に行った。
慌ただしい日々が過ぎ、もう二番茶である。
忙しさに追われ、これまで全く気付かなかったが、
書類の山から手紙を見つけた。
「探さないでください。
乗用摘採機に乗りたくて。
茶ばあば」
そうか!
茶ばあばはどこかの茶畑にいるのだ!
そう確信した儂は、自らの行いを悔いた。
もっと茶畑に足を運ぶべきであった。
自然と涙が溢れ出た。
戸隠そばの天磯おろしや、
麺屋燕の塩ラーメンを食べている場合ではなかったのだ。
何だろう・・・今年の新茶は味が薄い。
そう感じた儂は、茶ばあばがいつの日か戻ってくるまで、
この茶園、いやブログを守ろう!と
決意したのである。
追記
茶についてのコメントをはじめ、ブログ内の表現は全て茶じいじの主観であり、
日本茶インストラクター協会及び、日本茶インストラクター協会神奈川県支部とは
一切関係ありません。
なお、飲食店は全て実在します。
【活動報告】5/24(水)茅ヶ崎湘南&台湾延平RC チャーター記念例会~ウェルカムティー

こんばんは。
日本茶インストラクター神奈川県支部・事務局です。
5/24(水)夕方、
桜木町、横浜ロイヤルパークホテルにおいて、
茅ヶ崎湘南RC(ロータリークラブ)様に向けて、
前室でのウェルカムドリンクを呈茶致しました。
RC様は、地元の各業界、多くの方々がお集まりになり、
社会貢献をされております団体です。
この度は、台湾延平RCの方々にもお越しいただきました。
神奈川県支部として、
バラエティ豊かに5種類のお茶を用意し、
束の間、おもてなしとお茶のお話をさせていただきました。
今回は、規模的に、役員のみで行いました。
大まかに2つのブースを展開しました。
1つ目が、急須による温かいお茶の呈茶ブース。
神奈川県(秦野市)産、特上煎茶(やぶきた)をお淹れしました。
2つ目が、フィルターインボトルによる冷茶ブース。
鹿児島県(知覧)産、深蒸し煎茶(さえみどり)、
佐賀県(嬉野)産、和紅茶(在来蜜香)、
埼玉県産、棒ほうじ茶(ふくみどり)、
茨城県(猿島)産、和烏龍茶(いずみ)、
急須による呈茶ブースでは、
支部長が、お客様のお好みの応じて、
湯冷まししたり、熱湯で淹れたりと、
温度による味わいの変化を表現していました。
また、丁寧に廻し注ぎをする場面を実演し、
多くの方にご覧いただきました。
水色、香り、味わい、産地など、
同じ日本茶でありながら、表情の違う茶種をセレクトしました。
茶種ごとの違いやまつわるストーリーなどもお伝え致しました。
紙コップ、プラカップによる少量での呈茶だったため、
多くの方に全種類お試しいただけました。
「こんなに違うんですね…」とのご感想も。
肌感覚で、日本人の方に人気だったのが、
緑鮮やかなアイキャッチ、深蒸し煎茶と、
珍しい和烏龍茶でした。
台湾の方には、日本茶の代表として、
ほうじ茶や煎茶全般が好評でした。
呈茶の後、支部パンフレットをお渡しさせていただきましたが、
まだまだ日本茶の裾野を広げる伸びしろを痛感致しました。
これからも頑張ります。
RCの方々は、ウェルカムドリンクの後、本会に臨まれていきました。
この度は、貴重な機会を頂き、
誠にありがとうございました。
少しでも日本茶を通して、
心和んでいただけたようであれば幸いです。