お茶の活動

2023 / 07 / 27  14:55

「茶じいじのひとり言」~品種~

「茶じいじのひとり言」~品種~

こんにちは。茶じいじです。

茶産地では二番茶の生産が終了。

その後も施肥や剪枝・防除などの作業が続いておる。

こうなると乗用摘採機の出番はないので、

暫くは茶ばあば探しの旅は休みとする。

なにより暑いしね。

 

高温の日が続き、バテ気味の儂を癒してくれるのが季節の水菓子。

茨城からクインシーメロン、山形から佐藤錦に紅秀峰。

今年から本格流通を開始した

さくらんぼの新品種「やまがた紅王」を

口に出来なかったのは残念ではある。

先日は寒川産の幸水よりも

2週間程度早く収穫される梨の早生品種

「愛甘水(あいかんすい)」を頂いた。

これも悪くない。

 

よく知られた事だが「やぶきた」を選抜・育成した

杉山彦三郎は毎日茶畑に行く中で

「茶樹にも他の作物と同様に早生・中生・晩生がある」と知ったという。

作業効率の面でも品種育成は大事だと考える。

 

果物・茶だけでなく芝生にも品種がある。

ティフトン419という夏芝の上から

ペレニアルライグラスという冬芝の品種を播種することで

冬の間茶色く枯れてしまう夏芝を冬芝で覆い、

常に緑を保っている。

おかげで年間を通して鮮やかなピッチが競技場に存在する。

 

果物に話を戻す。

子供の頃から慣れ親しんだブドウの定番デラウェアが店頭に並び出した。

こうなるとあとは巨峰、ナガノパープル、シャインマスカットを待つだけである。

特にナガノパープルとシャインマスカットは

皮ごと食べられるので横着者の儂には最高のご褒美となる。

今、そのご褒美がピンチらしい。

どういうわけだかシャインマスカットの花が正常に咲かず

実の成長に影響が出ているそうだ。

更に問題なのは数年も前からその苗木が

中国に無断で持ち出され、

栽培面積が拡大し低品質な物まで販売されている事だ。

韓国ではイチゴの「とちおとめ」や

サツマイモの「紅はるか」などが同様に無断で流出し、

栽培されている状況。

日本のブランド農産物の無断海外流出が防がれ、

知的財産権が守られるよう願っている。

それにしても品種の力は凄い。

 

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世界の飢餓克服の力となった小麦品種「農林10号」。

それを育成した稲塚権次郎をはじめ、

品種改良をしてきた研究者たちには本当に感服する。

儂が今食べているハモ天ざるうどんの小麦の品種は何かな。

JR四国グループの店というだけで

うどんが美味しく感じるのはなぜかな。

今年は「さえみどり」と「はるもえぎ」が口に合ったな。

週末フロンターレは勝つかな~、双子タレント・マナカナはどうしているかな~と

思いを巡らせ、めりけんや武蔵小杉店を後にした。

 

追記

ブログ内の表現は全て茶じいじの主観であり、日本茶インストラクター協会及び、

日本茶インストラクター協会神奈川県支部とは一切関係ありません。

飲食店は実在します。