お茶の活動
「茶じいじのひとり言」~逡巡~
こんにちは。
茶じいじです。
四十年来の知友からの誘いで
2024 J.LEAGUE AWARDSを観覧してきた。
優勝したヴィッセル神戸をはじめ、
今シーズンJリーグで活躍した選手・審判・監督らの功績を
クラブの垣根を越えて称え、
受賞者を豪華ゲストと共に表彰する大変華やかな式典であった。
ベストヤングプレーヤー賞は川崎の高井選手、
最優秀選手賞は神戸の武藤選手が選出されるなど納得の結果で、
隣席の親友もとても満足気な表情だった。
しかし儂はその2時間、
平気を装っていたが心は穏やかではなかった。
儂の中では封印していた
「アワード呼称問題」がまさにその時、再燃してしまったのじゃ。
脳内に次々と現れる芸人たち。
「気付いちゃった、気付いちゃった、わーいわい」と、
デッカチャンが登場し
「ちっちゃい事は気にするな!それ、ワカチコ、ワカチコ」と、
ゆっていが続き
「私だけ?どーでもいいですよ」と、
だいたひかるが現れる・・・。
彼ら3人がループする。
会場の横浜アリーナが沸く一方で、儂の心が揺れていた。
言うべきか、伝えるべきか、やはり封印か。
最初は気にならなかった。
何年も気にならなかった。
なーんかしっくりこないなーと儂が感じたのは数年前。
「アワード」ではなく「アウォード」と発音するようになってから。
儂が大好きな女優ティナ・フェイが幾度か司会を務めた
ゴールデン・グローブ賞の英語表記は
Golden Globe Awardsで「アウォーズ」となり、
彼女もそのように発音していたと記憶している。
映画好きなら誰もが知るアカデミー賞は
Academy Awards、
音楽好きの方ならご存知のグラミー賞は
Grammy Awardsで何れもsが付く。
MTV Video Music Awardsもsが付く。
何故か?
表彰する賞は一つではないからだ。
例えばアカデミー賞。
作品賞、主演男優賞、主演女優賞をはじめ、
「ゴジラ-1.0」が受賞した視覚効果賞と、
賞が多数あるので複数のsが付く。
中学校に入り最初の頃に習うリンゴ一つはan apple,
二つ以上の時は複数形でsが付きapplesになります!のsである。
ということはプラチナ賞、ファインプロダクト賞、審査員奨励賞、高宇政光賞と
複数の賞がある日本茶AwardもAwardsではないのか!?というもやもや。
「Jリーグアウォーズ」とMCのハリー杉山が言う度に
儂のもやもやが強くなっていった。
「日本茶アウォーズ」なのか・・・。
11月に開催されたTOKYO TEA PARTY 2024の会場では
流暢に英語を話すスタッフが何人もおった。
特にもやもやしている様子はなく、はきはきと笑顔で接客していた。
カタカナカタコト英語を駆使する儂には
これまで通り「アワード」の響きが心地好い。
ティナが発する「Awards」は気にならなかったが、
ハリーの「アウォーズ」は気になってしまった。
日本茶の輸出が伸びている。
TTPにも海外からの来場者が散見された。
烏龍茶が日本茶大賞をとった。
これから更に「日本茶アワード」は注目されるイベントとなるであろう。
国内外に情報発信をするとなると「日本茶アウォーズ」、
つまりAwardsが良いのだろうか。
デッカチャンが言っていた。
「気付いちゃった、気付いちゃった」と。
儂も気付いてしまったので、
このまま黙り続けて年越しをするのはどうなのか!
という気持ちが強くなり、悩みながらも書いてみた。
書いているうちにsのもやもやが昇華しスッキリしてきた。
だいたひかるが脳内に再び現れ私に言った。
「s付ける?どーでもいいですよ!」
来年はちっちゃい事も、まあまあ大きい事も気にしないようにしよう。
そう心に決めた茶じいじ、令和6年、年の暮れ。
本年もご一読いただき感謝いたします。
皆さん、どうぞ良いお年をお迎えください。
追記
ブログ内の表現は全て茶じいじの主観であり、
今月も特に日本茶インストラクター協会及び、
日本茶インストラクター協会神奈川県支部とは一切関係ありません。