お茶の活動
「茶じいじのひとり言」~鶏卵~
こんにちは。
茶じいじです。
また能登での災害である。
元日に発生した大地震からの復興に向けて奮闘、
尽力されている中での豪雨被災に深い悲しみを感じております。
心よりお見舞い申し上げます。
本当にやるせない。
儂は儂で目の前の今やるべきことをやるしか出来ない。
それもまともに出来ていない・・・
ここ数日、突然涼しくなったがこの夏は暑かった。
その影響は物価の優等生と言われる
卵を産むニワトリにも及んだ。
餌を食べずに水を飲むことが多く、
産む数が減少、卵のサイズも小さくなったそうじゃ。
最近の卵の価格は以前よりも高い。
その原因はいくつかある。
昨年の鳥インフルエンザによる飼育数の減少や餌の高騰、
そしてニワトリの夏バテ。
スーパーから米が消えたのと同様、
需要と供給バランスの崩れなどが指摘されている。
そして儂が憤激した卵価格高騰の原因は
銅線窃盗により養鶏場の空調が止まり、
高温で数十万羽の鶏が死んでしまったから!というもの。
許し難い話である。
事件が続けてあった群馬県内では
現在でも公園や太陽光発電施設から
銅線が盗まれる被害が続いている。
いずれも屋外のものが狙われている。
金属価格がここ数年高騰するのにあわせて、
金属窃盗の被害件数が爆増中。
茶業界も他人事ではない。
静岡県内では昨年、
防霜ファンにつながる送電線が盗まれる被害が既に起きている。
十数年前の話だが
やはり防霜ファンの銅線盗難が
鹿児島、宮崎、熊本、福岡でもあったと記憶している。
これから寒くなる。
もし銅線が切られ、盗まれれば、防霜ファンは動くことなく、
その被害は茶園にも及ぶであろう。
そのような心配をすることなく、美味しい卵やお茶をいただきたい。
日常茶飯事。
うまい茶と卵かけご飯、時々蕎麦があればそれでいい。
追記
ブログ内の表現は全て茶じいじの主観であり、
日本茶インストラクター協会及び、
日本茶インストラクター協会神奈川県支部とは一切関係ありません。
「茶じいじのひとり言」~審判~
こんにちは。
茶じいじです。
お笑い好きな人ならご存知だろうが
吉住という女性ピン芸人がいる。
彼女のネタの中で儂がお気に入りなのが「女審判」である。
吉住が演じる女審判は彼氏とのデートに遅れてしまう。
そこでのひとこと。
「(間に合わせるために)同点のホームランをファウルにしようとした」
こんなアメリカの医療データを耳にしたことがある。
「外科医が自身の誕生日に
手術を行うと誕生日以外の日に手術を行った時よりも
患者の死亡率が僅かではあるが上がる」
というもの。
その後のバースデイパーティーが気になるのか
注意散漫になり
パフォーマンスが変わるからではないかと言われている。
彼氏とのデートや誕生日会があったのか知らんけど、
今回のパリ五輪における審判は酷かった。
柔道では審判が
一旦試合を止める「マテ!」の声を掛けた後も技を解かず、
引続き絞めていた選手を注意する事も無く、
そのまま一本勝ちにしたのじゃ。
女子ケイリンでは残り1周を知らせるドラを鳴らし忘れ、
選手達は無駄にペダルをこぎ続けなくてはならなかったのじゃ。
ありえない誤審、不手際である。
先日、儂が観戦に行ったJリーグの試合でも
主審の判定に首を傾げた。
2人の退場者が出たことで
11人対9人での試合となってしまった。
こうなると緊張感のある試合にはならない。
贔屓のチームが圧倒的に有利の状態であったが
楽しむことは出来なかった。
試合に集中できず関係ない話をする儂。
「審判って英語にするとreferee と umpire になるけど、
この違いって知っている?
レフリーは選手の動きに合わせて審判も動いて判断する。
審判位置が決まっていない。
サッカー、ボクシング、バスケットボールやラグビーなど。
アンパイヤは審判位置が決まっていて判断する。
野球、テニス、バドミントン、卓球など。」
どうでもいい事を常々言っている儂でも、
時には襟を正して真摯に茶の審査に取り組む時もある。
スポーツの審判同様に茶の審査や鑑定を行う時は
公平に正確に行わなければならない。
照度600ルクス以上の安定した明るい環境下で見なくてはならない。
領空や領海の侵犯をしてはならない。
来月は記帳点検に行かなくてはならない。
官能評価なので迷っても
ビデオアシスタントレフリーに頼ることはできない。
もうちょっと尿酸値を下げなくてはならない。
様々な思いを抱きながら送られてきた品種茶
「せいめい(ふうしゅん x さえみどり)」をいただいた。
特記
時代と共にスポーツのルールは変わる。
物事の審査基準も変わる。
この夏、大洗に行った際に出逢った二宮金次郎像。
座っている。
歩きスマホを注意する流れをくんで、コンプライアンス違反に
ならぬよう座っているらしい。
勤勉の象徴であった立像が座像になったことに
「指導」を出すのか「一本」なのか、パリ五輪の柔道審判に聴いてみたい。
追記
ブログ内の表現は全て茶じいじの主観であり、
日本茶インストラクター協会及び、
日本茶インストラクター協会神奈川県支部とは一切関係ありません。
【活動報告】第8回秦野名水フェスティバル呈茶
こんばんは。
いつも支部活動にご理解、ご協力を頂き、
誠にありがとうございます。
去る8/3(土)に秦野市内、秦野駅で開催された、
「第8回秦野名水フェスティバル」で、
秦野のお水で淹れた秦野の水出し茶を
試飲提供するブースを持たせていただきました。
この度、初めてお伺いするイベントでした。
秦野の会員様のご縁から、
秦野市 環境産業部 環境共生課
秦野名水担当の方からお声がけいただきました。
秦野市は、丹沢登山の窓口になっている
山々、緑豊かな県内西部エリアで、
名水の取れることから、お酒やお茶作りに活かされています。
秦野駅や名水フェスティバルをご利用の、
不特定多数の方々にお声掛けをさせていただき、
2種類のお茶をお召し上がりいただきました。
煎茶と和紅茶です。
煎茶は、水出しながら、口に含んだ時の、
ふわっと広がる香りが特徴的で、
後からうま味、適度な苦みがやってきます。
和紅茶も、和紅茶らしいフレッシュさと、適度な甘みが飲みやすい印象。
通りすがりの方々、お茶がお好きな方々、
名水フェスティバルの各出店ブースを巡るスタンプラリーでお越しのご家族など、
多くの方にお茶を召し上がっていただけたため、
当初、400名の試飲を想定していましたが、
1杯の提供量を調整し、最終的に680名の方に、
秦野名水、秦野のお茶を実際にご賞味いただけました。
お水、お茶の美味しさもさることながら、
水出しにより甘味がより引き出されていたため、
お子様方にも美味しく召し上がっていただけたことが特に印象的でした。
同時に、支部パンフレットと共に、
日本茶インストラクター協会の存在についてもお伝えさせていただきました。
試飲いただいた皆様、
この度、貴重な機会を下さいました秦野市役所 秦野名水担当の方々、
誠にありがとうございました!
今後も、神奈川県支部として、
地域に根差した日本茶の普及活動に尽力してまいります。
一方で、日本全国各地でお茶は生産されているので、
様々な美味しさや背景、多様性を楽しんでいただければとも思います。
何卒宜しくお願い致します!
「茶じいじのひとり言」~猛暑~
こんにちは。
茶じいじです。
「降りしきる蝉の声に夏の盛りを感じる頃になりました」
なんて書きはじめたら
四季折々、夏も悪くないねーって感じるか、
厳しい暑さの刺激で茶じいじでも
世間並みに挨拶できるようになったのかと思うか、
どちらかだろう。
しかし今年の猛烈な暑さは
その程度の思いでは収まりそうにない。
どの位暑いのかというと、
今月7日静岡市では
統計開始以降初めて40度に達したほど、暑い。
夕方から夜にかけて
「少し暑さも和らいだから買いに来たよ」
と来店されていたお客様から
「暑すぎて外に出たくないから届けてほしい」
と電話がくる位、暑い。
現在開催中パリ五輪の開会式では
全身を青く塗った裸の男が歌い踊るほど、暑い。
いや、熱い。
現地の気温は分からんが。
数年前に日本気象協会が発表した最高気温40度以上を「酷暑日」、
夜間の最低気温30度以上は「超熱帯夜」という、
いつ使用するのかと思った名称を何度も目にするほど、
暑い。
暑さを感じるのはもちろん人間だけではない。
耳にするのは30度を超えると蚊も動きが鈍くなり、
35度以上になると人をあまり刺さなくなるらしい。
暑くて動けないようだ。
確かに最近は蚊を見ない。
暑さは旬の味覚をも変えてしまうようだ。
サクランボや桃、りんご等の果樹栽培には大きな影響が出ている。
漁業においても海水温の上昇、
偏西風の蛇行、
海流の変化など様々な要因で
魚の生息域が変化しておるそうじゃ。
先日口にしたのは“戻らないカツオ”。
勿論そんな呼び名はないのだが、
鮨屋を営む友人が言っていた。
今年は黒潮が例年以上に北上し、
青森沖で餌となるプランクトンが豊富にいる
暖流の渦が発生。
本来は北海道襟裳岬辺りまで行き、戻ってくるカツオが
餌の豊富なそこで今のんびりして戻らないという。
おかげで戻りカツオにはまだ早いこの7月に脂があってこってりとした
味わいを楽しむことが出来た。
さて、儂は猛暑を乗り切る為に
いつも数種類の冷たい飲み物を用意しておる。
定番の麦茶、そして冷茶。
開封して半端になってしまったお茶は
この時期フィルターインボトルに入れて
冷茶としてどんどん消費している。
スッキリしたい時には濃いめに作って炭酸水で割って飲む。
浅蒸しでも深蒸しでもそれぞれ風味が違って楽しめる。
初夏に作った梅ジュースや赤紫蘇ジュースを
炭酸水で割って飲むのも悪くない。
ある時お客様とこんな話をしていたら・・・
「赤紫蘇ジュースは牛乳で割って飲むと美味しいよ」
と衝撃的なレシピをいただいた。
試すのに躊躇したが、
飲んでみるとヨーグルトドリンクのような風味で旨い。
こんな楽しみ方があるのか!
新たな味の発見と
ナデシコのブラジル戦大逆転勝利にパワーをもらった。
8月3日㈯は秦野駅周辺で秦野名水フェスティバルが開催される。
そこでは秦野名水で淹れた秦野市産の緑茶と紅茶の試飲ができるそうじゃ。
新たな味の発見となるのか楽しみじゃ。
暑さと寝不足の日々は暫く続くようである。皆さんご自愛を!
追記
ブログ内の表現は全て茶じいじの主観であり、
日本茶インストラクター協会及び、
日本茶インストラクター協会神奈川県支部とは一切関係ありません。
「茶じいじのひとり言」~紙幣~
こんにちは。
茶じいじです。
日本銀行によると来月3日から
新しい一万円札、五千円札、千円札が
20年ぶりに発行されるという。
大きさは変わらないそうじゃ。
読み取る機械の都合もあるのだろう。
新紙幣には、
一万円札に渋沢栄一、
五千円札に津田梅子、
千円札に北里柴三郎が選ばれておる。
それぞれの人物については
あちらこちらで紹介されているのでここでは触れない。
儂はふとした時にぼやっと想像したり空想したりする。
現実逃避したいからではなく、
一種の癖みたいなものである。
新紙幣発行のニュースを耳にした時も
空想タイムが突然始まった。
お札の肖像を茶関係に絞って選考したら
どんな顔ぶれになるのだろうか。
何の権限もないが空想が止まらない。
先ずは傾向をみる。
儂のイメージだとお札といえば聖徳太子だったが
近年は明治以降に活躍した文化人が多く選ばれておる。
そういえば青い色調で
サイズもちょっと小さい岩倉具視の五百円札というのもあったな。
樋口一葉が女性の肖像として初めて採用された五千円札は今回、
津田梅子が継いでいるだけに、ここは女子の流れだとみる。
アファーマティブアクションのような加点を
わざわざしなくても何人か候補が浮かんでくる。
次に念の為、規則を確認しておく。
日本銀行のホームページによれば
「お札に使用される肖像の人物選定に
明確な基準があるわけではありません」
とある。
これは僥倖だ。基準がないのなら選びやすい。
思いつくままに候補を挙げてみた。
栄西、明恵上人、聖一国師といった蒔く系、
村田珠光、千利休、信長、秀吉といった茶道系、
売茶翁や蒸し製煎茶を考案した永谷宗円、
玉露を考案した山本嘉兵衛らの販売系。
更に幕末には茶輸出の先駆者、大浦慶や
以前の茶じいじでも紹介した大谷嘉兵衛らがいる。
明治以降で思いつくのは粗揉機を発明した高林謙三、
紅茶の多田元吉、
やぶきた種を選抜した杉山彦三郎といったところか。
大正では緑茶に多量のビタミンCが含まれていることを発見した
三浦政太郎と辻村みちよの二人か。
出揃ったところで選考に入る。
紙幅の都合上、細かい選考過程は割愛する。
そもそも儂の空想話なのでどうでもいいといえばどうでもいい話だが。
では発表する。
一万円札は千利休。
茶道を嗜んでいなくても
老若男女問わず知られている存在であるから。
五千円札は辻村みちよ。
ビタミンCだけでなく、緑茶中のカテキンを世界で初めて発見し、
その後もタンニンの分子構造の決定等、
緑茶の化学成分について研究し
日本初の女性農学博士になっているため。
千円札は杉山彦三郎。
現在でも多く飲まれている「やぶきた」を選抜した功績は大きい。
その立派なお髭はお札の肖像向きと考える。
今度の千円札が北里柴三郎なら、
その響きからも杉山彦三郎で決まりだな・・・
こんな事をぼーっと空想しながら儂は毎日1時間ばかり湯船につかる。
追記
ブログ内の表現は全て茶じいじの主観であり、
日本茶インストラクター協会及び、
日本茶インストラクター協会神奈川県支部とは一切関係ありません。