お茶の活動

2025 / 05 / 26  22:25

【活動報告】5/15(木)昭和小学校茶摘み体験、日本茶講義、手揉み茶実習

【活動報告】5/15(木)昭和小学校茶摘み体験、日本茶講義、手揉み茶実習

こんばんは。

日本茶インストラクター協会神奈川県支部・事務局です。

平素より支部活動への

ご理解とご協力をいただき、ありがとうございます。

 

2025年5月15日(木)、

昭和女子大学 東明学林(神奈川県足柄上郡大井町)にて、

昭和小学校5年生の茶摘み体験が実施されました。

私たち神奈川県支部は、

当日の講義と

ホットプレートを使った手もみ茶実習を担当しました。

 

この日は快晴に恵まれ、

茶畑での活動にはちょうど良い気候でした。

カリキュラムは3部構成で、

子どもたち全員による茶摘みのあと、

2班に分かれて講義と実習を並行して行いました。

なお、茶摘み体験の指導は学校の先生方が担当され、

私たちは講義と実習を担当しました。

 

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はじめに児童たちは茶畑に移動し、

先生から摘み方のポイントを教わりながら、

一芯二葉を中心に丁寧に茶摘みをしていました。

どの班も集中して取り組んでおり、

全体的にまとまりのある行動が見られました。

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続いて、私たち支部スタッフによる講義と実習が始まりました。

講義では、「お茶の歴史」「お茶の種類(緑茶・烏龍茶・紅茶)」

「お茶の製造工程」「お茶の淹れ方」について、

実際の資料茶を用いながら紹介しました。

児童たちは香りや色の違いに興味を持ち、

熱心に話を聞いてくれていました。

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実習では、ホットプレートを使って児童が自ら摘んだ生葉を加熱しながら、

手もみ工程を体験してもらいました。

加熱によって茶葉の色や香りが変わっていく様子を観察しながら、

交代で作業を行い、できあがった手もみ茶をその場で味わってもらいました。

支部スタッフは安全面に配慮しつつ、

各グループを回って操作を補助し、

質問にも丁寧にお答えしました。

 

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今回の体験を通して、

児童たちはお茶がどのように作られるかを具体的に知ることができ、

日常で飲んでいるお茶への理解や関心が深まったのではないかと思います。

2025 / 05 / 21  18:20

【活動報告】5/14(水)茅ヶ崎湘南RC&台湾延平RCチャーター記念例会ウェルカムティー呈茶

【活動報告】5/14(水)茅ヶ崎湘南RC&台湾延平RCチャーター記念例会ウェルカムティー呈茶

こんばんは。

いつも支部活動にご理解、ご協力いただき、

誠にありがとうございます。

 

昨年に引き続き、

茅ヶ崎湘南ロータリークラブ(RC)様よりお声かけをいただき、

ヨコハマグランドインターコンチネンタルホテルにて行われた、

「第48回チャーター記念例会」前室にて、

ウェルカムティーを呈茶させていただきました。

 

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普通煎茶(新茶、秦野市産)を水出しにて、

和紅茶(開成町産)、

ほうじ茶(焙じ加工藤沢市)を

現地での急冷方式にてご用意し、

神奈川県つながりの冷たいお茶3種類の

飲み比べという形でご用意いたしました。

 

「飲み比べてみてくださいね」とお声がけしますと、

みなさん楽しそうに3種類お試しくださいました。

 

「今年の新茶です」とお伝えすると

「それは飲んでおかないと!」と

テーブルにお立ち寄りくださったり、

「私はこれが一番気に入った」

と感想を伝えてくださる方もいらっしゃいました。

 

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また、台湾からのゲストの方から

「カフェインはこれが一番少ないですよね」

というご質問をいただいたり、

 

「私の普段飲んでいるお茶は

 標高1000メートルあたりで栽培しているものです」と

ご紹介をいただくなど、

より詳しいお話もお伺いでき

台湾は「お茶」というものが

非常に身近であるということを改めて感じられました。

 

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今回は、支部会員から募集した

台湾での呈茶経験があるスタッフ2名が

役員4名とともに担当させていただきました。

そのため、詳しくそれぞれの茶種や特徴のご説明ができたり

よりコミュニケーションを深めることができました。

 

また、主催の茅ヶ崎湘南RCさんからは

前室でのおもてなしというワンクッションにより、

例会が和やかにスタートできたという

嬉しいお声も頂戴できました。 

 

国際交流呈茶のイベントは多くはありませんが、

この経験を踏まえて、

より多くの方にお茶を楽しんでいただけるよう、

また、興味をもっていただけるように

これからも活動の幅を広げていければと思います。

 

2025 / 05 / 07  22:32

【活動報告】5/5(月祝)「茶摘み研修&製茶工場見学」

【活動報告】5/5(月祝)「茶摘み研修&製茶工場見学」

こんばんは。

日本茶インストラクター神奈川県支部・事務局です。

いつも支部活動に、ご理解、ご協力を頂き、

誠にありがとうございます。

 

5/5(月祝)、GW終盤、新茶期の大変お忙しい時期に、

県内秦野市内、柏木茶園様のご厚意のもと、

茶摘み、製茶工場見学の研修会を開催いたしました。

受け入れくださいまして、誠にありがとうございました!

 

今年は、直近2年をさらに上回る総勢28名の参加者でした。

新任の日本茶インストラクター、日本茶アドバイザー、

お隣の東京都支部会員の方にも参集いただき、

活気や向学心に満ち溢れた1日になりました。

 

今年は、天気予報としては晴れだったのですが、

実際は、太陽が雲間に隠れている時間が長く、

標高2、300mの山間地からの涼しい薫風がそよぐ

環境的に茶摘みのしやすい快適な気候でした。

 

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午前中は茶摘み研修。

茶摘み研修の場所となったのは、

昨年と同じく「かなえまる」品種の茶畑。

 

2022年3月と比較的新しく品種登録され、

それに向け、柏木茶園様が

現地実証試験や生育観察等にご協力なさったご縁のある品種。

 

一番茶の手摘みは、

1つの新芽と、その周辺2枚の新葉からなる「一芯二葉」で、

丁寧に行っていくのが基本ですが、

今回は、後に工場で製茶していただくに当たっての

最低量を確保するために、

一芯三葉、四葉ほどと多めにしていきました。

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実際の茶畑を見て、茶の新芽に触れるのが初めての会員さんも多く、

他の会員さんらとコミュニケーションを取り、

親睦を深めながら取り組まれる方、

無心になって手摘みに向き合う方などを通して、

笑顔や真剣さ、充実感に包まれる茶畑でした。

 

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昼食を挟み、午後からは荒茶工場の製造現場見学を、

2班に分かれて、させていただきました。

 

生葉が蒸機を通った後の青臭が立ち込め、

粗揉機から精揉機にかけて揉まれていく際の機械音が響き、

製茶工場の臨場感を存分に感じさせていただきました。

 

見慣れない製茶機械の数々、

生葉から徐々に水分が抜け、形を変えていく茶葉に、

参加者一同、興味津々に、目を丸くして拝見しました。

 

また、多くの質問、感想が飛び交いました。

実際の生産現場だからこそ、

疑問の晴れる有意義な見学会となりました。

 

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改めて、柏木様、そのご家族の皆様、

御多忙の中、ご対応いただきありがとうございました!

 

 今後、多くの方に日本茶を普及していくにあたり、

今回の研修会が、実際に見た風景や感じたことが、

大きな一助になれば幸いです。

また、神奈川県のお茶を知っていただく良い機会にもなりました。

 

引き続き、支部活動へのご協力、応援を宜しくお願い致します。

 

以前の当事業の活動報告も合わせてご覧くださいませ。

【活動報告】2023年5/6(土)「茶摘み研修」編

【活動報告】2023年5/6(土)「製茶工場見学」編

【活動報告】2023年5/6(土)新品種「かなえまる・茶畑見学」

 

2025 / 04 / 30  22:45

「茶じいじのひとり言」~岐路~

「茶じいじのひとり言」~岐路~

こんにちは。

茶じいじです。

 

新茶が始まり静岡にしばらく来ておる。

掛川、牧之原、御前崎と深蒸し茶の生産地をまわり、静岡市内へ。

安倍川、藁科川沿いと浅蒸し茶の生産地をまわる。

天候の影響からか、一部の茶園で昨年の秋整枝後に

一番茶で萌芽するべき芽が出てしまう

「再萌芽」が起きたと聞いておったが、

適度な降雨もあり、順調な生育状況を確認できた。

一安心じゃ。

鹿児島からも日本で一番早い種子島から始まり、

頴娃、知覧のさえみどり、ゆたかみどりが順々に届いている。

 

新茶は良い感じだが

茶業の生産現場からは暗い話が聞こえてくる。

全国の茶産地が同じかは分からないが、

静岡で儂の耳に入った話をする。

 

「今年の新茶を揉んだらやめるよ」

 

高齢となり後継者のいない生産者は廃業するか、

やっても生葉を売るだけに。

それすらも何年続けられるか不透明だという。

高齢なのは生産者だけではない。

樹齢が30年以上という畑がまあまあある。

改植しようにも現在の低迷する茶価に対して、

肥料、重油、農業資材、電気代と生産コストが高騰する中では

とても踏み切れないとの事じゃ。

共同茶工場の経営も厳しいと聞く。

レモンやトマト、メキャベツといった高収益作物への転換や

メガソーラに畑を貸し出すなんてことも起きている。

 

鹿児島では煎茶から碾茶への転換が大きく進んでいる。

抹茶が大人気の今、当然の事であろう。

煎茶の相場にどこまで影響するのか注視する。

摘採日が数日と限られる煎茶に比べ、余裕がある碾茶の方が

作業計画は立てやすい事だろう。

碾茶製造ラインを今から建てるとなると補助金の援助を受けても

半分は億単位の自費になる。

1971年に紅茶輸入が自由化された時の話まで出た。

10年後、果たして今と同じだけの需要があるのか。

中国では近い将来100万トンの碾茶生産量を目指しているという。

タイやベトナムでも生産されている。

何事もブームは長く続かない。

突然、「物事が変わるのは一瞬だ!」

プロレスラーYOSHI-HASHI選手がリング上で

叫んでいたのを思い出す。

 

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米の価格が下がらない。

生産量を調整し米価を維持する政策に限界がきているのだろう。

気が付けば「日常茶飯事」の茶と米が無くなるか、

あっても高嶺の花になる日が来てしまわないだろうか。

昨日案内された蕎麦屋は大変美味しかった。

明日もう一度頂くために、

帰路にはつかず、この際もう1泊すべきではないか。

迷いながら土産となる田子の月を買っている。

茶業も儂も岐路に立っている。

悩んでいる時間はもうない。

 

 

追記

ブログ内の表現は全て茶じいじの主観であり、

日本茶インストラクター協会及び、

日本茶インストラクター協会神奈川県支部とは一切関係ありません。

 

2025 / 03 / 30  23:10

「茶じいじのひとり言」~産地~

「茶じいじのひとり言」~産地~

こんにちは。

花粉症で苦しんでいる茶じいじです。

 

日本人のアレルギー性鼻炎の有病率は年々増加しておる。

なんとかならないものか。

「伐採家」を名乗る謎の男がスギやヒノキを次々に伐採し、

花粉症に苦しむ恩人の娘を救う。

その後、「植林家」を名乗るこれまた謎の男が

無花粉スギを次々に植林し森林を守る。

伐採家役にジェイソン・ステイサム、

植林家役にジャン・レノをあてたい。

日本が舞台なので彼らのパートナーには

それぞれ西島秀俊さんと阿部寛さんにお願いしたい。

林野庁全面協力で撮影し、

この映画を機に無花粉スギへの植え替えが劇的に進んでいった・・・

と、儂が妄想するほど今年の花粉症はつらい。

 

山林の多い日本の国土。

その中でも多く植林されているスギやヒノキを

全て無花粉の物に植え替えるには費用も時間もかかる。

令和6年度林野関係予算概算要求の重点事項をみると

「30年後の花粉発生量の半減に向けて・・・」とある。

前途遼遠。

ステイサムさんにやはりお願いするしかない。

 

2024年の荒茶生産量が農林水産省から発表された。

1959年の統計開始以降初めて静岡県が2位に転落し、

鹿児島県が1位となった。

詳細は省くが

これまで2位であった鹿児島県の生産量がほぼ横ばい、

一方1位だった静岡県の生産量は

右肩下がりの傾向が続いていたので納得の結果だと思う。

不作が続き高騰している海苔の生産量も

ここ数年で1位と2位が入れ替わっている。

有明での不作が続く佐賀県が2位に、

比較的安定した生産量のある兵庫県が1位となった。

 

新聞を見ていたら

「栃木のいちご収穫量56年連続日本一」という広告が掲載されていた。

「日本一の生産地(または量)」というワードには

大きな訴求効果がある。

日本一の〇○と聞けば、手にしたくなるのは当然じゃ。

また「産地」にはブランドとしての魅力だけでなく、

故郷に思いを寄せる働きもある。

母が鹿児島出身だから、

自身が福岡出身だからと故郷の茶を買い求める方が

一定数いる事は確かじゃ。

 

先日、ふるさと納税の取扱事業者が

返礼品のシャインマスカットの産地を

偽装していたとの報道があった。

ふるさと納税は自分のふるさとや、

関連のある地域を応援したいと寄付するもので、

その返礼品の産地を偽装し贈ったのであれば許し難い。

「更生家」としてステイサムさんには不届きな事業所で大暴れしていただきたい。

ステイサムさんにとってもスギの木を伐採するよりよっぽど楽であろう。

 

「鹿児島のお茶ある?」と川崎らしい年配の男性客が来店した。

 

「意外だよねー、鹿児島なんだって日本一が。

そうそうにいちゃん、

山形がラーメン日本一だって知ってたか?意外だよねー。

今、国道越えた先の山形ラーメン食べた帰りなんだけど、知ってる?

んっ、知らないの?うまかったよ・・・」

 

後日気になりスマホで検索すると、

意外にもその男性客の言う通り、

総務省の家計調査で山形市のラーメン外食費が日本一だと知り、

国道を越えた先のラーメン店も実在した。

男性客に出身地を尋ねればよかった。

「んっ、俺かい!?パームスプリングスだよ。意外だよねー」の

答えを待っている儂がいる。

 

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特記

手打ち中華そば 酒田

もっちりとした太縮れ麺と「身」とよばれる背脂とスープのバランスがよく、

チャーシューも柔らかく、美味しかった。

何よりどのように注文したらよいか良く分からない儂の

質問にも親切に答えてくれて気分よく頂けた。

 

追記

ブログ内の表現は全て茶じいじの主観であり、

日本茶インストラクター協会及び、

日本茶インストラクター協会神奈川県支部とは一切関係ありません。

 

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