お茶の活動

2023 / 11 / 20  12:49

「茶じいじのひとり言」~競馬~

「茶じいじのひとりごと」~競馬~

アーネスト・ヘミングウェイが言っていた。

「競馬は人生の縮図であり、

これほど内容の詰まった小説はほかにはない。」

 

寺山修司が言っていた。

「競馬が人生の縮図なのではない。

逆だ。人生が競馬の縮図なのだ。」

 

茶じいじは言った。

「どっちなんだ!?」と。

 

こんにちは。茶じいじです。

儂は30歳になるまでに、

オートレースを除いた

一通りの学校から卒業証書を頂いている。

その為、ここ数十年は、

ナイター設備の整った納税会場

(正式には国庫納付金収納所)や、

投資・資産運用場ともよばれる

「そこ」には足を運んでいなかった。

卒業生は余程のことがない限り、母校には行かないものだ。

 

この秋は状況が変わった。

10月29日東京競馬場では11年ぶりに天覧競馬が実施され、

11月4日豪州の競馬場では日本から参戦したオオバンブルマイが優勝し、

1着賞金5億1千万円を獲得したというニュースが入る。

 

11月10日川崎競馬場では第11Rに、

ひと息入れてホッと楽しむ茶のウマ味「おいしくお茶を飲みま」賞

というレースが実施されると聞いては、

天気予報が雨でも身支度を整え、京急大師線に乗るしかないのだ。

学生時代に血統だ、タイムだ騎手だのと学友達と語り合っていた頃の儂はもういない。

サラブレットの力強く走るその美しい姿に魅せられて、

近年は専らレース観戦が主となった。

自身が年を重ねたこともあるが、

引退した競走馬の現状を様々な角度から映し出した

ドキュメンタリー映画「今日もどこかで馬は生まれる」を鑑賞後は

経済動物であり、スポーツ選手でもある競走馬について考えるようになってしまった。

現在の学生は恵まれていると思う。

納税会場に足を運ぶことなく、手元のスマホから資産運用が出来る時代になった。

何より平成17年以降は20歳以上であれば、

学生の方でも馬券を購入出来るようになったんだよな・・・。

思いを巡らせていたら港町駅到着。

京急川崎駅から一駅なので早い。

 

第一入場門から入るとすぐ右のところでお茶の嗜好調査をやっていた。

先入観にとらわれないようにと産地や茶種の情報は一切なし。

3種試飲し、好きなお茶を1つ選んでという方式だ。

馬選びの前の茶選びも悪くないな~、

何より入場して直ぐのタイミングが良いではないか。

「朝茶はその日の難逃れ」「朝茶は福が増す」という。

力強く走るサラブレットの姿どころでない!

 

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もう的中の予感しかない。

出馬表を見ると「ティーポンド」の馬名が目に飛び込む。

6枠10番。6枠は緑の帽子、そこにティー、入口で飲んだのも緑茶。

◎ティーポンド

これで決まり、他にはない。予感ではなく確信に変わっていた。

レースが始まる。

 

一番人気の馬が先行する展開。

このまま決まってしまう雰囲気もあった最後の直線・・・

ゴール前一気に抜け出したのは緑の帽子6枠10番

ティーポンド!!!

単勝馬券1,000円が16,500円となって帰ってきた。

おかえり英世、はじめまして一葉、諭吉。

ありがとう ティーポンド!

ありがとう 緑茶!

ありがとう 日本茶インストラクター協会神奈川県支部!

 

そして2着はシンメカイヤー。えっ!新芽買いや~。

こんな都合の良い馬名がいたとは・・・

儂は完全に見落としていたが「おいしくお茶を飲みま」賞の

1,2着がティーに新芽って出来すぎではないのか。

全米が泣くレベルの実話じゃないか。

川崎競馬公式Xでもレース後に暗示馬券!?とポストされておったぞ。

 

衝撃的な夜を終えても、

儂の「競馬・人生・縮図問題」は解決されなかった。

しかし、オグリキャップ、アーモンドアイ、

ディープインパクト、ゴールドシップ、イクイノックス・・・

数ある名馬をおさえてティーポンドが、

儂の中での歴代最高馬になった事は間違いない。

 

追記

ブログ内の表現は全て茶じいじの主観であり、

日本茶インストラクター協会及び、

日本茶インストラクター協会神奈川県支部とは一切関係ありません。

競馬に関する事項、川崎競馬の協賛競走に関する馬名、レース結果等は全て事実です。