お茶の活動

2023 / 08 / 30  18:40

「茶じいじのひとり言」~蕎麦~

「茶じいじのひとりごと」~蕎麦~

こんにちは。茶じいじです。

立秋を過ぎたとはいえ、厳しい暑さが続いている。

熱中症に気を付けなくてはいけないので、

今月も茶ばあば探しの旅は休みとする。

「不要不急の外出はできるだけ避けましょう」と環境省も言っている。

こういう時は素直に聞くのがいい。

 

とはいえ避けても避けきれず、

外出しなくてはならない日が当然ある。

その外出時に何を食べるのか、

どの店に行くのかを考えるだけで心が弾む。

余程のことがない限り、

夏の外出時は蕎麦一択になる。

「夏の蕎麦は犬も喰わぬ」の諺があるように、

この時期に蕎麦を好まない人も確かにいる。

冷蔵保管技術がない時代は新蕎麦の出る前、

つまり夏になると味が極端に落ちたからだろうが、

現在はそこまで気にする必要はない。

むしろ犬が美味しく蕎麦を食べるのか気になる。

 

蕎麦同様、茶や米も保管技術の向上により、

年間を通じて安定した品質の物を楽しめる事は大変有難い。

また、これらの農産物は時折、農薬の危険性・安全性について俎上に載せられることがある。

儂は圃場での農薬使用の有無よりも、

実際に摂取する淹れた茶、炊いた米、茹でた蕎麦から

残留農薬が検出しているのかを気に留めればよいと考える。

私の知る限り、残留農薬不検出なので、真夏の蕎麦と同じく気にしない。

 

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関内駅の近くに「利久庵」という蕎麦屋がある。

月に2度ばかり足を運ぶが、

いつも賑わっているだけのことはあり、ここの蕎麦も美味い。

揚げ帆立と小海老のみぞれそばを定番に頂いている。

この夏はあまりの暑さに揚げ物を遠慮し、

夏季限定薬膳そばを選択。

大正解であった。

中に入っている茄子と薬味が蕎麦の味を引き立て、堪らない。

この夏は以前から訪れたかった茅ヶ崎の「手打蕎麦 賀久」にも行けた。

JR茅ヶ崎駅から徒歩10分。

探し求めて行くのに丁度よい距離。

今年の暑さだとこれ以上は不要不急の対象になりかねない。

こちらも大正解。

 

駅からちょっと離れるが

鶴見の蕎麦屋「登茂吉」の天せいろ、鴨せいろもはずせない。

駐車場もある店なのでソバキュリアンなら車で行ける。

ソバキュリアン・・・蕎麦に対して

好奇心の強い人のことではない。

モクテル、テロワール、シングルオリジン、フリーフローと

カタカナに触れることが増えた。

エスカベッシュ・・・南蛮漬けでは駄目なのか。

まだまだ、健啖と研鑽の日々は続く。

 

追記

ブログ内の表現は全て茶じいじの主観であり、

日本茶インストラクター協会及び、

日本茶インストラクター協会神奈川県支部とは一切関係ありません。

飲食店は実在します。

 

特記

明治33年から続く桜木町の駅そば「川村屋」。

今年3月に閉店したが、

9月1日から店主の娘夫婦が継ぐ形で再オープンとの事。

嬉しいね。